一戸建てにはどんな宅配ボックスがおすすめ?種類ごとにご紹介!
宅配ボックスは一戸建てでも必需品になりつつあり、これから用意しようか考えている方も多いでしょう。しかし、宅配ボックスにはさまざまなタイプがあり、選択肢が多すぎてどれがいいのか迷ってしまいがちです。ここでは代表的な9種類を紹介し、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
もくじ
据え置き型宅配ボックス
玄関付近に置くだけの据え置き型の宅配ボックスは、設置コストが抑えられるのがメリットです。数1,000円程度からと、価格もリーズナブルなので、手を出しやすいタイプといえそうです。
デメリットは中の荷物をボックスごと盗難されてしまう可能性があること。盗難対策はワイヤーロックなどで何かに固定するだけですから、セキュリティの面で不安が大きいことです。高価な荷物が届く場合には、宅配ボックスを使わずに別の受け取り方法を考えるなど、対策が必要になるかもしれません。
埋め込み型宅配ボックス
塀(へい)などに埋め込んでしまうタイプです。取り付け場所とのコーディネートに気をつけることで、後付け感もなくなりますから、お家の外観が乱されることもありません。全般的に作りもしっかりしていますから、長い間使うことができるでしょう。
デメリットは取り付けのために外壁を加工する必要があり、コストがかかってしまうこと。宅配ボックス本体の価格も高めになっていますから、初期費用として数万円〜は覚悟しなければならないでしょう。
壁付け・壁掛け用宅配ボックス
家の外壁に取り付けるタイプです。ネジなどでしっかりと固定してしまいますから、盗難にあう確率は低くなるでしょう。ただし取り付け箇所については十分な強度が必要になりますから、住宅メーカーなどに確認する必要がありそうです。取り付けのためのネジ穴を、外壁に開けるのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
ポール式宅配ボックス
立てたポールの上に宅配ボックスが固定されているタイプです。位置が高くなりますから、雨の日や雪の日でも荷物が濡れにくいことや、荷物を取り出すのに体にかかる負担が少ないことがメリットです。ポールを固定するためにコンクリートを流し込む必要がありますから、設置コストがかかってしまうことがデメリットといえるでしょう。
門柱タイプの宅配ボックス
表札、インターホン、ポストそして宅配ボックスが一体化したタイプです。スタイリッシュな外観なのが大きなメリットですが、コーディネート上取り付ける家を選んでしまうことがデメリット。設置コストがかかってしまうことも、同じくデメリットということができそうです。
壁貫通型宅配ボックス
家の壁に取り付けて、屋内から荷物を受け取ることができるタイプです。「壁付け・壁掛け」タイプと異なり、外まで出る必要がありませんから、寒い日や雨の日には特に利便性の高さを感じることでしょう。ただし取り付けは素人には難しそう、プロに依頼する必要があり、コストがかかってしまうのはデメリットということができますし、外壁に大穴を空けることに抵抗を感じる方も多いことでしょう。
設置簡易型固定なしの宅配ボックス
置くだけタイプという点で最初にご紹介した「据え置きタイプ」と似ていますが、しっかり感があるのが特徴です。それ自体が結構な大きさ・重さなので、盗難の被害にあいにくいメリットがありますが、ワイヤーで固定することで、より大きな安心感を得ることができるでしょう。大きさ・重さがあるとはいえ、完全に固定されているわけではありませんから、移動が可能なのもメリットといえるかもしれません。
簡易型簡易固定タイプの宅配ボックス
「設置簡易型固定なし」のタイプにアンカーが付くことで、より盗難の危険性が少なくなったタイプということができますが、コンクリートなどで固めたりしているわけではありません。飽くまでも「簡易固定」であることを意識する必要があります。「設置簡易型固定なし」にくらべると大きな安心があり、必要がある場合には移動できるというのもメリットです。
ソフトボックスタイプの簡易型宅配ボックス
必要なときには屋外に出し、不要なときには屋内にしまっておけるのが、このタイプのメリットです。玄関に宅配ボックスを常置しておけず、スペースの余裕がないケースで重宝しますが、デメリットは対策がされているとはいえ、盗難にあいやすいことでしょう。宅配ボックスを出しておく時間を、盗難の心配が少ない日中だけにするなど使い方に工夫が必要です。
宅配ボックスに共通する悩みどころは、盗難のリスクとコストのバランスでしょう。リスクが上がればコストが下がるといった具合に、両者は反比例の関係にあるといえそうですが、おすすめしたいのがコストを上げてもリスクを下げる方法をとることです。せっかくの一戸建てなのです。どうせなら設置のプロに依頼して、安全性もデザイン性も高い宅配ボックスを取り付けてもらってはいかがでしょうか?丈夫なのも多いのですから、長い目で見ればコストも十分回収できるといえるでしょう。
