宅配ボックスを設置すれば郵便物も受け取れるってホント!?
日中は、学校や仕事で自宅不在が多い傾向があります。ネット通販を頼むことが多い家庭は宅配業者が日中届けたくても不在により再配達になる可能性があります。そのような問題を解決するためにも、宅配ボックスがあると便利です。宅配ボックスで民間の宅配業者だけでなく郵便物なども受け取れるかどうかチェックしていきましょう。
郵便物でも宅配ボックスは利用できる
基本的に、宅配ボックスは民間の宅配業者で利用されていたものです。そのため、一時期、郵便物に関しては利用できませんでしたが、書留郵便物など一部の荷物において宅配ボックスの利用が可能になったのが2017年6月1日です。利用できる郵便物として、ゆうパックや書留などがあります。
ただし、利用できるものとして種類の違いがあるためきちんと把握しておきましょう。受け取れるのは、書留郵便物、ゆうパックのほかに、レターパックプラスや定形外郵便物、ゆうパケットやゆうメールなどです。
受け取れない郵便物は、現金書留や配達証明、その他にも新特急郵便などです。それ以外にも本人限定受け取り郵便やチルドなども利用できないため覚えておくといいでしょう。国際郵便物、税付郵便物やクール便の着払い荷物なども受け取りができません。
重要書類や現金のたぐいは、盗難のリスクがある点からも利用できないため、その点はしっかりと覚えておくことが大切です。
届けてもらうための手続きの方法
宅配ボックスを購入しておけば、不在時にそのまま入れてもらえるわけではありません。きちんとした手続きをする必要があります。最初に指定場所配達に関する依頼書を入手して必要事項の記入、それを自分が住んでいる地域を担当している郵便局の窓口に提出します。
担当の郵便局を調べる場合には、ゆうゆう窓口・集荷に関する連絡先を調べるというページがあるため、その項目に郵便番号を入力して調べてみましょう。書類を提出が終われば、担当者がきちんと設置されているかどうか確認をすることになります。
確認作業で問題がなければ、宅配ボックスに2次元コードが貼られ利用できるようになるでしょう。実際には、書類を書いて提出する必要があるためそれなりに手間だと感じますが、一度この手順を踏んでおけばその後は利用できるため不在時でも、受け取り可能な荷物なら郵便配達員が入れておいてくれるでしょう。
また、不在時に自宅以外でも受け取れるシステムもあります。これは「はこぽす」というシステムで郵便局やコンビニ、駅などに設置されている宅配ロッカーです。人によっては、自宅で荷物を受け取りたくない、プライバシーが気になる方や仕事先の近くで荷物を受け取りたいという方もいます。
そのような場合には「はこぽす」などのシステムを利用してみるというのも一つの方法です。利用する場合には、インターネットサイトなどで注文をした際に、受け取り場所として「はこぽす」がある場合にはそれを指定することで、荷物を受け取ることが可能になります。いくつかの利用条件もなりますが、利用したいという場合には「はこぽす」のサイトで確認してみることも大切です。
宅配ボックスを利用するメリット
宅配ボックスを利用することで得られるメリットとしては、不在が多い方でも確実に荷物を受け取れるという点です。日時指定をすれば、自分の生活の都合に合わせて荷物を受け取ることも可能ですが、日中はほとんど自宅に不在で、受け取るにしても夜の時間帯を指定したにもかかわらず、仕事などが忙しくて受け取りが間に合わなかったという経験をお持ちの方もいるでしょう。
その点、宅配ボックスを利用すれば、不在であってもきちんとボックスに荷物を入れておいてくれるため安心です。また、業者側が荷物を持ってくるタイミングによっては、自宅にいたとしても入浴中や他に何か作業をしていて手が離せない、すぐに対応できないといった可能性もでてきます。
そのような場合でも、宅配業者がくる時間帯などを気にせずに済むという点もメリットの一つです。その他にも、女性の一人暮らしなどの場合には、不審者の侵入を防ぐという意味でも役立ちます。直接、荷物を受け取る必要がないため宅配業者を装って、マンションや自宅などに侵入されるというリスクが軽減される点も大きなメリットといえるでしょう。
日中不在がちな方にとっては、宅配ボックスはとても便利です。郵便物であっても受け取りが可能なものに関しては積極的に利用していきましょう。仕事や学校、行事などによって、自宅に誰もいないことも多い家庭などは、再配達の依頼をする手間もいらないため宅配ボックス付きのマンションを探す、自宅に設置するなど不在時でも荷物を受け取れるようにしておきましょう。
ネット通販などを積極的に利用する方やゆうパックなどの荷物を受け取ることが多い方も、できるだけ設置しておくことにより生活上便利に利用できます。